トゥルキスタン夜話

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2007.03.03 Saturday

このごにおよんでびずあるで黒ろりなのだ

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    宣言したからには行かねばなるまい、ということで、重い腰をあげてライブに行ってみた。
    海外では全く行っていなかったので、およそ10年ぶりということになる(最後に行ったのはこれまた全然好きじゃなかった売れる前のシャムシェイドだったよーな。なんで好きじゃないのに行くのかな・・・。)。ライブのみならず自腹を切って映画以外のものを鑑賞する、というのも10年ぶりじゃないだろうか。なんだか常に「ご招待」で、別に興味もないバレーとかオペラとか宇宙ダンスとかクラッシックとか踊りの皇帝とか落語とか剣道、居合い、くるくる坊主の踊り念仏などを脈絡もなく見ていたものだから、正直「見物料」を払う、ということ自体に新鮮味を感じたくらいだ。

    しかし、10年ぶりに、20歳以上はちょっとどーよ、とされる所に足を踏み入れるのは本当に勇気がいる。
    金を払ってまでなんでこんな苦しい思いを・・・という感じだ。老醜、とか老害、とかいう言葉がぐるぐると頭をよぎる。でもくじけてたまるか、わけの分からない民俗音楽を聴いて悦に入っている自分が嫌、これも修行!修行!と覚悟を決め、ライブ会場に乗り込んだ。

    でも、思えば実はバンドやってる本人たちと私はあまり年は変わらないのである。ま、彼らもいい年こいてバンドやってていろいろ考えるところはあるだろうし(全ての文学が書きつくされたよーに全ての歌も歌いつくされていると思う。)、遊び相手としてなら自分の子供であってもおかしくないような(14歳の父母とかであれば・・・)ガキドモもいーかもしれんが、リスナーとしては同年代の大人も居て欲しいのではないかな?、などと都合よく考えることにした。(そーえいば、シャムシェイドのベースも私よりずっと年上の伊藤かずえと結婚したのだった!)

    私の行くライブは何時もそうなのだが、いわゆるちょっとビジュアル系、のバンドである。
    別にそーゆー趣味は全然ないのだが、単純にファンに男が多いバンドは勘弁なのだ。女性のステージが見たくともそーゆー所には男が多い。繊細な私は男の汗とか唾とか鼻水とか体液とかが飛沫となって飛んできたりすることを想像するだに、足が竦んでしまう。だから、単純に客席女子率の高い「いわゆる」ビジュアル系に突撃してばかりなのである(なんたる理由・・・)実は音楽音痴な私が「見たい」のはローティーンの女の子がきゃいきゃい跳ねているような奴かもしれず、それはすなわちAKB48とか℃-uteかもとも思うのだが、いかんせんファン層がヤバすぎて近づけない。。。(てか、若い女の子が好きな奴、というのは絶対に「ババア」がキライだから、私が闖入してはむこうも迷惑だろう。)

    で、ライブだが、これがまた結構感動したのだ。なんというか、マヨネーズかなにか皮膚感覚的に気持ち悪いものにすっぽりぬっぽり包まれる快感、というか。いや、とにかく気持ち悪いのが気持ちいい、気持ちいいのが気持ち悪い、という矛盾した高揚感に浸され、皆が「○○ー!」「××さあん!(何故か今の子はさん付けするのね。)」とか叫んでいる時、気がついたら私も絶叫していた。

    「キモィーーーー!」と(笑)。

    (ライブの時、とる行動というのも私はデタトコ勝負、というか、気がつくと、その場のノリで自分だけ変なことをしている。以前やっていたのは友人から「お縄頂戴」と命名されていた行為で、何故か両方の手首を合わせて演者wに向けて差し出す、というものであった。アレは一体なんだったんだろー??しかも私はリズム感が最悪に悪いので、常にへんなノリである。思い出したがウズベキスタンで舞踏会みたいのがあって、全然踊れないのに「シャルウィーダンス?」って感じにロシア人紳士に連れ出されたときも、ぎくしゃく跳ねて顰蹙を買った。その場で「かえるちゃん」というアダナを付けられた。私は視覚的な美意識は割と優れているが、聴覚的な美意識はゼロに等しい。カラオケでも『音符上に気楽に逗留できないのであります!』と言い訳する。「はああ?なに?とーりゅー?つまり音痴っすか?」という顔をされる。…その通りです。)

    でも、なんだかんだ言って一番面白かったのは…ファンの小娘ウォッチングである。
    世の中には物凄く容姿に恵まれない人が居て、そういう人がデコラティヴな方向で気合いれてしまうと、大変なことになるんだな、ということを教えてくれる貴重な場、と言ったらいいか。。。いや、私自身もカナリどーかと思うのだが、その「不思議」ぶりでウズベク社交界を震撼させた私ですらも(嘘だっつーのw)、敵わない人々が世の中にはイッパイ居るらしい。(いわゆるドスロリってヤツか?)
    あと、いかにも友達がいなさそうな「いじめられっこ」っぽい孤独な乙女とかも非常に気になる。「そしてなんで君はそこに座り続けるんだい?なぜに一人ぼっちなの?良かったらおねいさんがお話聞いてあげやう」とか話かけてみたくなるが、宗教の勧誘かと思われたら困るので、やめておいた。

    とにかく楽しい夜だった。またいこ。


    ♪トモダチだった君を 好きでも無駄と知っていたから 
     トモダチだった君に 欲情したのが嫌だったから 
     去るがいいよと 君を傷つけた
     『綺麗なあたしを餌にして 男を誘っているなんて ブスは心も醜いわ』
     
     やがて傷口 化膿して そこに毒薬塗りこんで 死ぬ気になるまで罵倒して
     愛を 愛だと 言えぬばかりに 心を壊した私には 狂った君が残された
     今はベッドで ただ花を食う・・・・・・・・・・・月のひかりを 肺に満たして 
     虚空にふたり もうふたりだけ 背中あわせで 冷たくなるの
     
     トモダチだった君が 私のものにはならないのなら
     トモダチだった君よ せめてどこにもいかないで・・・・・・・・・♪



    NOT:思い出したけどウズベキ社交界(?)っつーのは、でもまたスゴイんだ。ウズベク人の中年男性が連れてくる女の半分くらいが娼婦っつーか、愛人だったりするんだ。本妻はガキと一緒に家で寝ていて、どんな公式なパーティーにも平気で愛人と来る奴がいっぱいいるんだ。で、私も胸なんかあいたドレス着て、髪をもりもり結い上げると間違いなく娼婦に間違えられるんだ。おいくらとか訊かれるんだ。だから地味なパンツスーツとか着て大人しくしてたほうがいいんだ。

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